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初めて「ライオンのつもり」を訪問して下さった方へ

このブログは、保護犬だったワンコの「第2の犬生」を綴ったものです。

2006年12月、保護団体さんのお陰でジルは殺処分を免れました。

獣医さんの診断によると、保護当時推定2才。

6kg超の巨体でしたが、一応「ポメラニアン」ってことでした。

短く刈られたその姿はまるでポン・デ・ライオン!

売れられたケンカは必ず買う!激しい気性はまさにライオン!!

でも本当は、ビビリンボで寂しがりやなワンコでした。

詳しく知りたいと思って下さった方は "ジルについて" からお入り下さい。

「ライオンのつもり」を駆け足で読むなら "総集編" もオススメです♪

「保護犬って何?」と思われた方は "こちら" も読んで下さると嬉しいです。

ジルが泣いた訳

お水が飲みたいよ、トイレにいきたいよ、
キモチワルイよ、イタイよ・・

ジルから発せられるSOS
だんだん間隔が短くなってくる

特に「イタイよ」が増えてくる

動物は痛みを我慢すると聞いたことがあるけど
それでも泣き叫んでしまうってことは
どれほどの痛みがジルを襲っているのか

点滴も投薬も効かなくなってきて
夜中だけ泣いていたのが
ほぼ一日中泣き続けるようになってしまう

jil_goodbye122.jpg

どうしたらジルの苦しみを除いてあげられるのか

体の向きをかえたり さすったり 抱きしめたり 声をかけたり

熱をもったジルの体を保冷剤で冷やしてあげると
ようやく少し楽になるみたいだったけど

そんなことしか出来ない自分が悲しかった


何も食べられなくなって 何日も経つのに
どこにそんな力が残っているのかと思うほど
ワン!ワン!ワン!
と全身を震わせて 大きな声で泣き叫ぶ

ジルの犬生の最後の最後に、こんな 
とんでもなく辛いことを体験させてしまって
ごめんね


あれから1年、ずっと後悔していた
あんな苦しい思いをさせるくらいなら、
いっそ安楽死を選んだ方がよかったのでは、と

ジルの泣き声が耳からはなれなくて 苦しくてたまらなかった


でも1年が経とうとしている今
ようやく あることに気づく

ジルは、痛くてたまらないから泣いてるんだと思っていたけど

あれは、目に見えない敵を追い払おうと
必死で吠えて戦っていたのではないかと

だってジルは根っからのガウガウ犬なんだもの

ジルを苦しめる悪いヤツに向かって
「お前なんかあっちへ行け!」って
最後の力を振り絞って吠えていたのかな

ジルは最後まで 立派なライオン犬だったんだね
最後まで雄々しく
敵と立ち向かっていたんだね
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JIL.de.lion

Author:JIL.de.lion
基本、グータラ・ダメダメ主婦。
時々、デザイナー
たまに、保護犬の運び屋さん。

Jil【ジル】:Pomeranian ♂
約7kgもあるデカポメくん。
ケンカっぱやいくせにビビリンボ。
殺処分を免れた強運が自慢。
アトリエ・シシの看板犬。
2020年8月19日、新たな冒険の旅へ。

Thanks!
訪問してくださって
ありがとうございます!

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