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初めて「ライオンのつもり」を訪問して下さった方へ

このブログは、保護犬だったワンコの「第2の犬生」を綴ったものです。

2006年12月、保護団体さんのお陰でジルは殺処分を免れました。

獣医さんの診断によると、保護当時推定2才。

6kg超の巨体でしたが、一応「ポメラニアン」ってことでした。

短く刈られたその姿はまるでポン・デ・ライオン!

売れられたケンカは必ず買う!激しい気性はまさにライオン!!

でも本当は、ビビリンボで寂しがりやなワンコでした。

詳しく知りたいと思って下さった方は "ジルについて" からお入り下さい。

「ライオンのつもり」を駆け足で読むなら "総集編" もオススメです♪

「保護犬って何?」と思われた方は "こちら" も読んで下さると嬉しいです。

おわかれのとき。最後に、かあちゃんはやらかしたよ!(笑)


さてそろそろ

このブログをどうするか
決めなくてはなりません

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なんだかんだと
ジルが旅立ったあと
1年以上も続けてしまいました

ジルに死期が迫っていることがわかってから旅立ちまで
あまりにも駆け足すぎて気持ちが追いつかず

1年かけて見つめなおすことで
何とか立ち直れたような気がします
ブログという、勝手気ままに吐露できる場があったことで
本当に救われました

後半はしんどい記事が続いてしまいましたが
読んでくださった方、ありがとうございました


「ライオンのつもり」の更新は
これでいったん 区切りになるかと思います

でもジルとの思い出がたくさん詰まっているので
クローズはせず、当面はこのまま・・おいておくと思います

で、そのうちまた何か書きたくなったら
気まぐれに書くかも?!

コメ欄は開けておきますので
気まぐれコメント大歓迎です♪


2007年4月から長きにわたり「ライオンのつもり」を
ご愛読いただき本当にありがとうございました。

ジルがつないでくれたご縁
これからもつながるかもしれないご縁
そのすべてに感謝いたします


***
最後に、前回ひっぱっちゃったお話の続きを。

旧知のブロ友さんからいただいた可愛い贈り物はこちら。

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それは・・手作りのキャンドルキットでした!
うまくいけば、ライオンくんができるらしい!

土台となる丸いキャンドルに
カラーシートを温めて→コネコネして→チギッて→丸めて→貼り付けていくと・・

無事、できあがりましたー!
(サンプル写真とはだいぶ違っちゃったけど。)
オレンジ色が余ったので、蝶ネクタイも付けてみました。

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後ろにはしっぽもあるだのよ♪

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ところで・・


余ってしまった茶色のカラーシート。

ジル父が、それを見て、「あれ、作ってよ」
と宣うた。

え?あれって?
まさか・・

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最後の最後で、
お下品なものを作っちゃったよ。。

でも、ある意味、このマヌケな感じがジルっぽいかも(笑)

モザイク無しで見てやろうじゃないか!という勇者な方は・・ぜひ
こちらからどうぞ

最後の最後に
大変失礼いたしました!(笑)

いっぱい笑っていただけたら嬉しいです。

またどこかでお目にかかりましょう♪
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ジル、ヒマワリに囲まれる!


ジルの命日を迎えるにあたり
わたしがあまりにもメソメソしているものだから
いろんな方に心配をかけてしまいました。。

本当に申し訳ありません。。

ジルがプレゼントしてくれた(としか思えない)のおかげで
前向きに、泣かずに、過ごせております。


ありがたいことに、
当日は綺麗なヒマワリをたくさんいただきました。

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ジルっぽいお花ということもありますし、
皆さま、わたしを元気付けようとしてくださったんだな、と。
本当にありがとうございます。

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幼なじみの友人からは、(飼い主が)大好きな帯広のお菓子を
「ジルくんへお供えしてね」と送っていただきました。
Kちゃん、ありがとう!!


昔なじみのブロ友さんからはジルの絵をいただきました。

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漫画家でイラストレーターの麻乃真純さんとお知り合いだそうで
ジルを描いていただけるよう、お願いしてくださったのだとか。

ものすごく優しいタッチで描かれていて、
天使になったジルとお話しできるような気がして、
あたたかい気持ちになれて、いつまでも眺めていたくなります。

こちらのブロ友さんからは他にも贈り物をいただいたのですが、
それはまた今度ご紹介しますね♪

他にもいろんな方々から、たくさんの励ましのメッセージをいただきました。
本当にありがとうございました!!
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奇跡のような偶然


眠れなくて
ジルの旅立ちの時間には
やっぱり目が覚めてしまって

1年前の記憶が蘇ってきて追体験・・

涙がとまらないまま
もういいや、今日はこのまま何もしないでゴロゴロしていよう
なんて考えていたら

何となくつけていたラジオから
「今、東京では虹が見えます」
という声が聞こえるではありませんか。

え?虹??

慌てて窓の外を見上げたら
そこには確かに虹が!!

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すぐ消えてしまうかと思ったけど
どんどん大きくなっていくではありませんか。

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偶然の気象現象だとわかっていても
タイミングがタイミングだけに
ジルが「ボクはここにいるよ」と言ってくれているような気がして
ジルからの粋なプレゼントのような気がして

涙はあっという間に止まって
空を見上げて、思わずはしゃいでしまいました。

虹が大きすぎてよくわからなかったけど
ダブルレインボーだったらしいですね。

横浜方面に住むお友達も「虹見えたよーっ」て教えてくれたので
本当に大きな虹だったみたい。


ありがとうジル。
君は本当に親孝行だ。

偶然でも、何でも
奇跡を呼び込んでくれる。

これ以上ない、最高の命日だよ!
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最期の時間

1年前の夜

ジルの全身を冷やして、とにかく冷やして・・
ようやくジルが泣き止み、眠りについてくれる

意識が無いまま、真夜中に2回目のタール状の便が出て
もう、いよいよ、その時が近いことを覚悟した

眠っているジルをそっと抱きしめて
「ジルのこと、大好きだよ
うちのコになってくれて ありがとう」
そう 何度も何度も 囁き続けた

ジルの呼吸がだんだん弱くなり
やがて止まり・・

心臓のトクトク音がゆっくりになり
その音も止まって・・

フーーーッとジルの体から何かが抜けていくのを感じ
ジルが、空っぽの入れ物になってしまったのがわかった

8月19日の早朝
4時47分

ジルは静かに
私の腕の中で逝きました

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私にできる最後の仕事はジルをフワンフワンにブラッシングしてあげることでした


あれから一年が経とうとしています
明日はお仕事もお休みして
ジルの可愛い笑顔をいっぱい思い出してあげようと思います。

しんどい振り返りに長々とお付き合いくださり
ありがとうございました。
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ジルが泣いた訳

お水が飲みたいよ、トイレにいきたいよ、
キモチワルイよ、イタイよ・・

ジルから発せられるSOS
だんだん間隔が短くなってくる

特に「イタイよ」が増えてくる

動物は痛みを我慢すると聞いたことがあるけど
それでも泣き叫んでしまうってことは
どれほどの痛みがジルを襲っているのか

点滴も投薬も効かなくなってきて
夜中だけ泣いていたのが
ほぼ一日中泣き続けるようになってしまう

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どうしたらジルの苦しみを除いてあげられるのか

体の向きをかえたり さすったり 抱きしめたり 声をかけたり

熱をもったジルの体を保冷剤で冷やしてあげると
ようやく少し楽になるみたいだったけど

そんなことしか出来ない自分が悲しかった


何も食べられなくなって 何日も経つのに
どこにそんな力が残っているのかと思うほど
ワン!ワン!ワン!
と全身を震わせて 大きな声で泣き叫ぶ

ジルの犬生の最後の最後に、こんな 
とんでもなく辛いことを体験させてしまって
ごめんね


あれから1年、ずっと後悔していた
あんな苦しい思いをさせるくらいなら、
いっそ安楽死を選んだ方がよかったのでは、と

ジルの泣き声が耳からはなれなくて 苦しくてたまらなかった


でも1年が経とうとしている今
ようやく あることに気づく

ジルは、痛くてたまらないから泣いてるんだと思っていたけど

あれは、目に見えない敵を追い払おうと
必死で吠えて戦っていたのではないかと

だってジルは根っからのガウガウ犬なんだもの

ジルを苦しめる悪いヤツに向かって
「お前なんかあっちへ行け!」って
最後の力を振り絞って吠えていたのかな

ジルは最後まで 立派なライオン犬だったんだね
最後まで雄々しく
敵と立ち向かっていたんだね
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愛おしい時間

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「もって あと一週間」
そう宣告されてから

まさに坂道を転げ落ちるように
衰弱していくジル

今日が最後かもしれないと
日々カメラのシャッターを切る

でもジルは生きようと頑張ってました
2週間以上も側にいてくれました

時におどけて見せたり
笑ったり微笑んだり

寝たきりでも
オムツ要らず
トイレタイムは、体を支えてあげれば
自分のトイレで済ませてくれました

そして
もう二度と歩けないと思っていたのに
再び力強く立ち上がり
最後のお散歩の時間も作ってくれました

ありがとう
ジル

今年の夏も暑いよ

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あと いっしゅうかん?!

余命2~3か月と言われた
そのわずか4日後

ジルの容態は急変し
後ろ足に力が入らなくなってしまい
立ち上がることができなくなってしまった

慌てて病院へ

そして
もって あと一週間だと宣告される

たった4日で
ジルのお腹の腫瘍は
もう脾臓も見えなくなるほど肥大化

先生も絶句するほどの
進行の早さ

なぜ?どうして?
いっしゅうかんだなんて

パニックに陥った私に
見送り経験者の友人から

「泣くことは あとからいくらでもできるから
今はジルちゃんのそばにいて、しっかりおくってあげてね」

そう言われてハッとする

そうだ
泣いてる場合ではない

残された時間
少しでもジルが快適に過ごせるように
どんなサインも見逃さないように

ずっとそばにいるから
大丈夫だよって
そしてジルのこと大好きだよって
伝え続けなきゃ

この日から付きっきりの介護&看病がはじまる

ジルのそばで寝起きして
薬、点滴、チックン、床擦れのケア

ジル父が作ってくれた
犬用の経口補水液は 命の水

ジルの時間が駆け足で過ぎて行く

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***
しんどい話を連投してしまってごめんなさい
辛すぎて向き合えなかった最期の時間
ここをきちんと見つめないと
次に進めない気がして…
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カウントダウンが始まっちゃった日

忘れもしない 1年前の今日

極度の食欲不振と度重なるリバース

何かがおかしいと思い、病院へ

そこで告げられた 信じがたい事実

ジルのお腹の中に
得たいの知れないものができちゃってた

脾臓のすぐ下あたりに
5センチくらいのブロッコリー状のもの
しかも2つも

半年前の健康診断では見つからなかったのに
いつのまに

血管肉腫か リンパ腫か
いずれにしても このままだと
余命2~3か月だと

チックン5本+点滴の処置をしてもらう

これからはお家でも点滴できるよう
やり方を教わる
震える手で動画をとらせてもらう

目の前が真っ暗で
立っているのがやっと
息をするのも苦しい
先生の声が遠くに聞こえる

あと2、3か月の残された短い時間
何ができるだろう
どんなふうに過ごせばいいかな
色んな思いが頭をぐるぐる

でも このときの私はまだ知らないのだ

現実はもっと酷くて
残された時間は
もうわずかだということを
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11回目の・・

今日はジルの11回目の月命日。

ということは・・
来月は・・
とうとう1周忌です。

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夏はいつも、超早朝さんぽ。
去年の今頃、この写真を撮ったときの記録は5時33分でした。


これまでは、去年の今頃はこんなことをしたよね、
と楽しく振り返ってましたが・・
これからの最後の1ヶ月の記憶を辿るのはとても苦しい。

なかったことにしてしまいたいくらいの衝撃と
辛い記憶の連続だから。






早朝の川原をのんびりポテポテ散歩
愛おしい かけがえのない時間
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バイバイ!レフ号!元気でね!

今日はジルの10回目の月命日。

ジル地方、先日ようやく梅雨入りし、朝から涙雨です。

***

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ジルとのお出かけにかかせなかったカートのレフ号。

思い出が詰まりすぎてて、手放せなかったのですが・・

もらっていただける方が現れたので、お譲りすることに。


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↑カートを購入した頃。

まずはお家の中で少しずつ慣らしていきました。
ジル、若いね(笑)


電車に乗ったり、バスに乗ったり、色々チャレンジしたね。
ガウガウしちゃうか心配したけど、全然ヘッチャラでした。

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老舗デパートはワンコにも優しくて、
たまにお出かけしては
ちょっぴりセレブ犬気分を味わっちゃったね〜


保護犬きいちゃんが来たときも大活躍でした

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ちっちゃなきいちゃんと、モフモフMAXのジル
違いすぎて笑える・・


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レフ号、たくさんの思い出をありがとう!

これからは新しいお家で、お出かけを楽しんでね
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Profile

JIL.de.lion

Author:JIL.de.lion
基本、グータラ・ダメダメ主婦。
時々、デザイナー
たまに、保護犬の運び屋さん。

Jil【ジル】:Pomeranian ♂
約7kgもあるデカポメくん。
ケンカっぱやいくせにビビリンボ。
殺処分を免れた強運が自慢。
アトリエ・シシの看板犬。
2020年8月19日、新たな冒険の旅へ。

Thanks!
訪問してくださって
ありがとうございます!

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