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初めて「ライオンのつもり」を訪問して下さった方へ

このブログは、保護犬だったワンコの「第2の犬生」を綴ったものです。

2006年12月、保護団体さんのお陰でジルは殺処分を免れました。

獣医さんの診断によると、保護当時推定2才。

6kg超の巨体でしたが、一応「ポメラニアン」ってことでした。

短く刈られたその姿はまるでポン・デ・ライオン!

売れられたケンカは必ず買う!激しい気性はまさにライオン!!

でも本当は、ビビリンボで寂しがりやなワンコでした。

詳しく知りたいと思って下さった方は "ジルについて" からお入り下さい。

「ライオンのつもり」を駆け足で読むなら "総集編" もオススメです♪

「保護犬って何?」と思われた方は "こちら" も読んで下さると嬉しいです。

酷すぎる現実。

忙しい年度末、ダウンしかけては復活!を繰り返しつつ
何とか乗り切れると踏んでいたのですが、
先週、とうとう風邪をこじらせて寝込んでしまいました・・。

でももう、熱も下がって仕事にも復帰しております☆


***
さて。日は遡って、ダウンする前の日のこと。

久々に搬送要請が入りました。

いつもなら、1週間から数日くらい前までにスケジュールの打診があるのですが、
今回は、前日の夜中。どうやら緊急事態のようです。

搬送対象のワンコのことを聞いて、あ!と思いました。
当団体(DRCT)の保護犬の中で、HP掲載当時から心に引っかかっていたあのコ!

なぜって・・まだ1歳にも満たないそのドーベルマンの女の子には、
『看取り中』のマークが・・。

この若さで、骨肉腫の診断が下されただけでなく、その後肺への転移まで見つかったという、あまりにも残酷な運命。

jil_rescue18.jpg

提携のドクターは、もう安楽死しか無いという診断だったそうです。

代表は悩んだ末、食欲が衰えない内にできる限りの楽しい経験をさせてあげたいと思い、提携ドクターではないけれど、漢方で有名な先生にすがる思いで託しました。

それが功を奏したのか、食欲も旺盛、仔犬らしく遊んだりできるほど元気に。


でも・・、急に呼吸が荒くなってきてしまったのと、出血の収まりが良くないとのことで、緊急の搬送要請となったのでした。


診察・治療後のララちゃん(仮名)。少し落ち着いたようです。

jil_rescue19.jpg

新しいお薬が処方されたので、どうかどうか、効いてくれますように!

今までいろんなワンコを乗せてきましたが、こんなに悲しい搬送ははじめてでした。


***
緊急搬送で長時間のお留守番だった上に、
その後私が数日ダウンしてしまったので
ジルには寂しい思いをさせてしまいました。

jil_butasan.jpg

緊急搬送したあの日〜ダウン中の数日、
ジル父にはお散歩も代わってもらってホントに助かった〜!!


お詫びとお礼を込めて、今日は久々に手作りクロワッサンを♪

jil_croissant2_20150301163409c6f.jpg

ジルにも、ミニクロワッサンをね。

jil_croissant.jpg

ひとくちでパクーッ!!

croissant03.jpg

あらま。満足げなお顔。お口からはみ出してるョ(笑)。
もろもろ、帳消しにしてくれた・・かな?(*´ω`*)


ジルの強運が、幼いララちゃんにも伝染して、奇跡が起きてくれないかと祈る思いです。
記事にするべきか悩みましたが、
「今を懸命に生きている」ララちゃんを記録しておきたくて。

※コメ欄は閉じておきます。


★"ララちゃん、元気になーれ!"のジルに、どうか愛のポチを〜☆
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保護犬たちに素敵な赤い糸が見つかりますよう、
これからもどうか応援よろしくお願いします〜☆


すべて寄付金付き商品です☆売上げの一部は保護団体の支援金になります〜♪
ただいまアウトレット増量中!!よかったら、のぞいてみてね!
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ジルが看板犬をつとめるショップです♪
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ジミー君、緊急出動!

ジミー君に緊急出動要請☆

!!! ブリーダー放棄犬を保護先から輸送せよ !!!

慌てて仕事を片付けて、イタリアン・グレーハウンドの女のコを
お迎えに行って来ました。

イタグレちゃん

まだ2才という若さですが、繁殖がうまく行かず、
採算が合わないということで追い出されてしまったんだそうです。

外でお散歩したこともないらしく、とても柔らかな肉球。

イタグレちゃん

ジミー君に乗せるため、だっこして外に出たとたん、
小さな体がガタガタ・ブルブル・・。

2時間の移動中、ただの一度も騒いだり、吠えたりしませんでした。
閉じ込められた空間に慣れてるのかな。。
鳴いても無駄だって分かってるのかな。。
それとも、声帯を取られちゃったのかな。。

DRCTの代表さん宅まで送り届けた帰り道、ホッとしたと同時に
イタグレちゃんのこれまでを想像したら、涙がポロポロ出てきちゃいました。

イタグレちゃんに、素敵な飼い主が見つかりますように!!



***
帰宅した私を待っていたのは、美容院でカットしてもらって
ひとまわり小さくなったジルちん。

マルガリータちゃん
"どこ行ってたんですか!!"

桃尻ちゃん

フワフワ・プリプリの桃尻くんに、1日の疲れを癒してもらったのでした♪


***
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バイスくん、おめでとう♪

前回、あまりにも恥ずかしい記事を書いてしまったので、
とっとと次のネタに移りたいと思います(≧д≦)

先日、ご紹介したスピッツのバイスくんですが、
ケイトさんから正式譲渡が決まった旨のお知らせがありました♪

バイスくん、おめでとう♪

バイスくん、本当におめでとう!!
今度こそ、がっちり幸せをつかむんだよ♪


・・ケイトさん、休む間もなく次の預かりっコがやってきたそうです。
持ち込みだったそうです。

運良く幸せの赤い糸が見つかるワンコがいる一方で、
命をつなげるかギリギリのラインにいるコは一向に減りません。
どうしてなんでしょう・・。


***
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どうしても仔犬からじゃないとダメですか?

いつもジル写真をいじって、おちゃらけた記事ばっか書いてますが、
今日はちょっと特別に、ジルの良いところを書いてみます。

ジルは、駆けっこ大好き!ボール遊びも大好き!
嬉しい事があると、ものすごい脚力で大ジャ~ンプ!
持久力や垂直跳び選手権なんかがあれば、ぜったい優勝モンです。

でも、
食卓に上がって食べ物をかっさらったり、
そばで人が食べてるものを強奪したり、
ソファやクッションを破壊したり、
ゴミ箱をひっくり返したり、、、etc.
いたずらは「絶対」にいたしません。

私が教えた訳ではありません。
我が家にきたときから、オトナの分別をちゃんと持ってるコでした。

jil_makura

 ▲自分のおもちゃ以外は絶対に破壊しないジルくん


室内トイレだってすぐ覚えてくれたし、
今では、結構長いお留守番でも、ちゃんとできます。


ある日、ある人が、私にこう言いました。
「里親だと、タダ同然でもらえるってホント?」

里親になると一口にいっても、実は結構大変な道のりです。
最近は、里親募集サイトや仮親さんのブログなどが充実してきて
情報があふれてる分、誰でもすぐ里親になれると錯覚されがちですが、

いくら「絶対このコがいい!」と決めたって、
そのコの里親になれるとは限らないんです。

我が家の場合を例に挙げると、
初めて里親希望を申し込んだコは、関節に障害のあるコでした。
今は生活に支障が無いけれど、普段から気をつけるは山ほどあるし、
将来想定される不幸な可能性、医療費などの経済的負担etc.
全てを加味して、覚悟をきめた上での、申し込みでした。
でも「お留守番の時間が長過ぎる」という理由で却下されました。

次に希望したコは、申し込んだものの、お返事が来ませんでした。
かわいいコだったので、申し込みが殺到したのかもしれません。

なんとか、お見合いまでこぎつけたコもいました。
でも「初心者にはとても手に負えない」という理由でまたダメでした。

仲介してくださるボランティアさん達も、必死なんです。
こんどこそ確実に幸せをつかませるため、どんな妥協もしてくれません。

それが分っていても、やはりダメだった時のダメージは相当なものでした。
何度も何度も「ダメ」が続き、その度に心底ガックリきていたので、
ワンコを飼う事自体、諦めかけるところでした。

ジルの時は、譲渡条件に「共稼ぎ夫婦はご遠慮ください」とありました。

でも、ポメとは思えない貧相な体と強い瞳が記憶に焼き付いてしまい、
どうしてもどうしても諦めきれず、これで最後にしようと決めて
せいいっぱいの思いを言葉に託して申し込みました。

jil_ginger

 ▲保護当時の貴重な写真。
  ボランティア団体DRCTさんのご好意で掲載許可をいただきました。


あまり期待すると、ダメだったときのショックが大きいので、
お見合いまでこぎつけた時も、なるべく冷静でいようと努めました。

ジルが想像以上にデカかったので、何かあった場合に
私でも抱っこできる重さかどうかを確認させてもらって
お見合いは終了しました。

ジルのド迫力にタジタジだったのはバレバレだったので
今回もダメだろうと思いながらも、トライアル希望の旨を伝えました。

そして、うちのコになることでジルが幸せになれるなら、
どうかこの縁をつなげてくださいませませ・・・
・・・とヨロズの神さまに祈り続けました。

そして、信じられない事に!縁はつながっちゃったのです!!!

ジルを迎えた当初は毎日が戦争のようで、
誇張ではなくホントに育犬ノイローゼ一歩手前までいきました。

でも、ヨロズの神様が縁をつなげてくれたんだから、
うちのコになったのは必然なんだ!
だからこれからどんどん良くなるはずんだ~!!
というヘンテコな確信だけはありました。

今振り返ってみると、ジルも私たちを試していたんだと思います。
血が出るほど噛んだりしたのも、一度や二度では無かったし、
般若みたいな「コエ~面」で、威嚇してきたこともありました。

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 ▲私たちの信頼を、試していた頃のジル。


今でもトラウマらしきものは、見え隠れしてますが、
今まさに第二の人生を歩んでいる事実を、ジル自身が理解している
ということが、ちゃんと私たち家族に伝わってきます。

日々、信頼関係が強くなってることも実感しています。




 ▲当初の、せいいっぱいの「おねだり顔」がコレ(笑)
  固いよ~!ジルちん~


仔犬から育てたいと思う人の意識を変えたいわけじゃありません。
ペットショップだって、売れ残っちゃったコは処分されちゃうもの。

ただ・・・
成犬だから、という理由だけで敬遠して欲しくないだけなんです。
成犬だって、ちゃんと躾もできるし、強い絆で結ばれることができます。

共に暮らす事の大変さは、仔犬でも成犬でも変わらないと思います。

里親という道を選ぶと、初期費はわずかで済むかもしれませんが、
ジルの場合は、医療費や教育費でお金はどんどん飛んでいきました。

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 ▲大好きな先生とトレーニング中のジル。


初心者には、成犬の方がオススメですよ、と書いてある本もあるくらいです。

正直、ジルの子ども時代を見てみたかったな~って思うことはあります。
でも、私たちにとっては「今のジル」がジルの全て。
子どものころはブッサイクな顔で、見ない方が良かったかもしれないし。

なんだか、まとまりのない文書になってしまいましたが、
最後まで読んでくださってありがとうございました。

このブログを読んでくださった全ての人に、ジルの強運が伝染しますように♪
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迷子札☆キャンペーン

昨日のことです。
お散歩途中の原っぱで、一人のガキンチョと出会いました。

そのコは、ジルに興味シンシン。
ジルは、そのコが持ってた紙飛行機に興味シンシン。

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ガキンチョとジルのビミョーな〈すれ違い交流〉を見守ってると
ガキンチョがジルの迷子札を見つけて「これ、なあに?」

  お!ぼうず!!目のつけどころが、なかなかじゃの♪

私:「これは迷子札っていってネ~(ガキンチョと話がはずむ私...)」

  ※特注迷子札については>>こちら♪

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そのときです。

見知らぬおばさんが「△※○ちゃ~ん!!」と叫びながら
こっちへ走ってきました。

そして開口一番、「その犬は、あなたの犬?」

飼っていたワンコが二日前から行方不明だというのです。
で、そのワンコが、ジルとそっくりなんだとか。

私   :「動物愛護センターに問い合わせてみましたか?」
おばさん:「それはまだ...。いなくなって2日しか経ってないから・・・」
私   :「んじゃ、急いで問い合わせてください~~~!!」

私の必死の懇願に、そのおばさんが慌てて立ち去った後、
側でやりとりを聞いてたガキンチョがポツリ。

「そのワンちゃんも、迷子札付けてたら良かったのにネ・・・」

そだね。無事に見つかるといいネ。

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***** 話は変わって・・・ *****

保護犬☆大先輩のいちごちゃんから、
またまた貴重な情報を教えてもらいました。

奇跡の母子犬」が11月9日の「ポチたま」で取り上げられるそうです。
 ※お住まいの地方によっては、放送日etc. が違うかもしれません~(>_<)

先日の反省を踏まえ、今度はジルにちゃんと配慮して、
こっそり録画を観ようと思ってます。。。
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どりーむぼっくす

先日(10月4日)、 日テレの情報番組「スッキリ」で
動物管理センターの特集が放送されました。

放送の前夜に、ポメラニアンいちごのにっき いちごちゃん 情報で知り、
慌てて録画予約。


これまで、写真や文章では沢山情報を得てたので、
一応の認識は持っていましたが、映像で観たのははじめてでした。

思っていた以上に、しっかりと構成された良い番組でした。


ただ、録画を見始めた頃からジルの様子が変に・・・。

いつもなら、テレビなんてまるっきし無視なのに、
テレビからワンコたちの悲痛な声が聞こえた途端、
ビクッとなって画面に見入りました。
そんなジルを見たのは、はじめてです。

そして、いつもならテレビを観てる私にくっついてゴロゴロしてるのに、
部屋からソロソロと出て行ってしまいました。

そして、その日の夜は、いつも以上に私にべったりで、
寝る時間になってハウスに入れても、すぐ出て来ちゃったり。
まるで、「ひとりにしないで」って言ってるかのように・・・。

ごめんね。
忘れてた嫌な過去を、思い出させちゃったのかな。

ごめんね。
でも、沢山の人に観てもらえてるといいね。

ごめんね。
もうジルがいるときには観ないようにするから。

jil_with_us

あれれ?

jil_with_us

もぉ~。心配したのに。
翌日にはケロリのジルぽんでした。


現実をもっと知りたいと思って下さった方に、
ぜひ読んでいただきたい一冊があります。

▼「ドリームボックス:殺されてゆくペットたち」



ドリームボックスとは、犬猫を殺処分するガス室の事です。
そこで働く職員を主人公にしたフィクションではありますが、
しっかりした取材をもとに、殺処分の実態を淡々と綴ったルポです。
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悲しい現実。

今日、何気なくラジオを聞いていたら、
こんな話が流れてきた。

全国の動物愛護センターで1年間に収容される犬の数は約13万頭。
そのうち、里親が見つかるケースは1割程度だという。
つまり、9割のワンコたちが、殺処分されていることになる。

そして、収容される犬種は、世情をそのまま反映しており、
ブームになった犬種ほど収容数も増えるのだという。

ちょっと前まで、里親募集サイトをこまめにチェックしていたので、
毎日毎日UPされるワンコたちの異常な多さに気づいてはいたが、
具体的な数字を知ったのは初めてだった。

悲しい現実を知らない人は多い。
そして、救済手段が身近にあることも、あまり知られていない。


お散歩していると、多くの方がジルのことを可愛いと言って下さる。
そんな時、機会があればなるべくジルを迎えた経緯を話すようにしている。

私には、たった1匹しか救うことができなかったが、
次の1匹の救済につながることを祈って・・・。


 
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Profile

JIL.de.lion

Author:JIL.de.lion
基本、グータラ・ダメダメ主婦。
時々、デザイナー
たまに、保護犬の運び屋さん。

Jil【ジル】:Pomeranian ♂
約7kgもあるデカポメくん。
ケンカっぱやいくせにビビリンボ。
殺処分を免れた強運が自慢。
アトリエ・シシの看板犬。
2020年8月19日、新たな冒険の旅へ。

Thanks!
訪問してくださって
ありがとうございます!

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